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紙製品の「防水」も簡単にできるGL-XPコート紙

このほど、パッケージングおよび装飾材料の世界的リーダーとして、トッパンは新しいバリアコーティング紙 GL-XP を開発しました。高い水蒸気バリア性と優れた耐屈曲性を備え、さまざまな内容物や包装形状に適しており、紙ベースのハイバリア包装の挑戦に成功しました。
1. バリア性の高い紙パッケージ
GL-XPは、トッパン独自のGLバリア製品の開発により、優れた作業性を実現し、さまざまな内容物や包装形状に適しています。
2. 二酸化炭素排出量の削減
基材に紙を使用したGL-XPは、ラミネート工程を省略できるだけでなく、アルミ箔構造の代替も可能です。従来のプラスチックフィルム製品と比較して、二酸化炭素排出量を約35%削減します。
3. 単一素材を紙に切り替え、プラスチック使用量をゼロにする
通常の包装はプラスチック材料を含むシーラント層に各種部品を組み合わせた材料構成となっていますが、GL-XPは紙素材とサーマルシール性のあるコーティングのみで構成されており、包装におけるプラスチックの使用量をほぼゼロに抑えます。

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4. 紙の見た目や質感を活かしたパッケージデザインが可能
GL-XPの優れたバリア性は、他のフィルムや他の素材の使用を削減するだけでなく、貼り付けプロセスで紙自体の独特の外観や感触を表現できるパッケージデザインにも役立ちます。

エピローグ
持続可能な開発目標(SDG)が設定され、環境を保護し資源を節約する世界的な機運が高まっています。商品のパッケージには、鮮度の維持、内容物の長期保存、省資源やリサイクルによる環境負荷の低減が求められます。既存の薄膜製品の範囲に対する新たな紙ベースの拡張として、GL-XP は GL バリアの使用可能性を拡張し、2022 年の量産を目標とした紙ベースの高バリア包装の作成という課題に成功しました。トッパン:「GL-XPの開発を促進し、バリアコート包装紙の新製品を創出しラインナップしていきます。」このバリアフィルムと同じ封止材を組み合わせることで、あらゆる用途に適したバリア性と環境特性を兼ね備えた多様な個包装を提供することができます。」


投稿時間: 2023 年 4 月 24 日